地震によって隣家から出火し、自分の家も燃えてしまった。
- 2010年 9月 29日/Last modified 2015年 1月 17日
- カテゴリー : ケーススタディー(家庭編) . 保険の盲点
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火災保険では、「地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする損壊・埋没・流失による損害」は保険金支払いの対象になりません*1 。これについては、ご理解されている方も多いと思います。
ところが、「地震を原因とする火災ならびに延焼・拡大した損害」についても火災保険では保険金が支払われないということをご理解されている方は意外に少ないようです。
つまり、「地震の揺れによってストーブが倒れて家が燃えてしまった。」場合はもとより、「地震そのものでは被害に合わなかったが、数時間後に他から延焼して自分の家が燃えてしまった。」場合でも、火災保険では補償されません*2。
また、特に注意していただきたいのが、「地震による延焼・拡大」の場合は、「火元の発生原因が地震によるものでなくても火災保険では保険金が支払われない」ことです。この意味は、地震によって当然に消防力が低下することに起因しています。
以上のようなケースは全て、地震保険に加入していない限り補償されません。「うちは頑丈な家だから地震保険は必要ない」と思われている方も要注意です。
生涯大地震が起きないことを祈りたいものですが、地震大国日本ではそれも叶わぬ願いかもしれません。地震保険で、ご自分の財産を少しでも守ってください。
日本付近で発生した主な被害地震(気象庁)
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/higai/higai1996-new.html
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(注)
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