そもそも、日本人は契約に無頓着すぎる傾向があります。書類に判を押したりサインをするということは、そこに書かれていること全てを承諾するということなのは、今さら言うまでもありません。

 保険に新しく加入するときは当然のこと、特に注意が必要なのが保険を継続する時です。毎年自分の契約内容を確認しているでしょうか。昨年と同じ内容でいいと、契約書の内容も確認せずに更新していませんか。自動車保険を例に取ると、家族状況(子供が免許を取ったなど)や車の使い方(友人に運転させるかなど)は変わることがあります。年齢限定や家族限定を始めとする限定条件は、その条件に当てはまらない人が運転をして事故を起こした場合、どんな理由があろうとも、一切保険金は支払われません。事故があってから「そんなつもりではなかった。」では済まされません。

 そうは言っても、仕組みが複雑な保険について、ご自分で全ての内容を理解するのは無理というものです。そのために、信頼のおけるプロフェッショナルな代理店や営業担当者から十分な説明やアドバイスを受けることが重要です。不明な点はとことん解明してから契約するように心がけでください。

 事故の際に補償を受けられず、「そんなつもりではなかった!」と泣こうがわめこうが後の祭りです。保険に加入する書類には、保険契約書と書かれているのですから。

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