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　この特約ができてから相当期間が経過しているので、ご存知の方も多いと思いますが、「被保険者が余命６ヶ月以内であると判断された時に、死亡保険金の一部または全部をお支払いします。」という生命保険の特約です。

　登場した当初は「余命６ヶ月…」をキーワードにずいぶん騒がれたものですが、今では当たり前のように、あるいは最初から付けられている場合もあります。
　もっとも生前に保険金を使えるということで、かさむ治療費等の支払いにも対処できるこの特約、無料ということもあり付けておいて損はないと考えるのが一般的ではないでしょうか。

　しかし、いざこの特約で保険金を受け取ろうとすると「余命６ヶ月以内」という医師の診断書が必要になります。という事は、ご自分が不治の病であることを知ることになってしまう訳です。もちろんこんな場合に配慮して、指定代理請求人制度というものがあり、家族が保険金を請求することもできますが、周りで急に金回りがよくなればご自分で気付くことにもなりかねません。

　そんなことも考えて、あくまでご自分の判断でこの特約を付けるか付けないかを決めるようにしてください。

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