節税で賢く老後の準備
401Kをご存じでしょうか。正式名は「確定拠出年金(日本型401k)」といい、勤務先の企業を通してしか加入できないと思っている方が多いようですが、個人事業主の方でも加入することができます。
個人事業主の方が401Kに加入すると、支払った掛け金全額を所得控除の対象とすることができます。例えば、月3万円の掛け金を支払うと、年間掛け金総額36万円が所得から控除されます。所得税率が20%の方であれば、所得税7万2千円がお得(節税)になるわけです。
老後に備え民間保険会社の個人年金保険に加入している方も多いと思いますが、個人年金保険では掛け金月3万円の場合でも、年間で5万円の所得控除しか受けられず、同じく所得税率20%とすると1万円の節税にしかなりません。401Kがいかに有利かおわかりいただけると思います。加えて、通常の預貯金では利息に20%の税金がかかりますが、401Kの運用益には税金がかかりません。
但し、個人型401Kには以下の制限がありますので、ご加入に当たっては注意が必要です。
【401Kの注意点】
- 加入できる年齢は60歳未満です。
- 加入できるのは、自営業者等国民年金の第1号被保険者、または企業年金のない企業の国民年金の第2号被保険者です。
- 原則として60歳になるまでまで途中解約はできません。
- 掛け金を途中で引き出すことや、契約者貸付を受けることはできません。
- 月々の掛け金の他に、わずかですが事務手数料がかかります。
- 掛け金の限度額は月68,000円です。
- 国民年金基金に加入している方は、その掛け金と合算で上記4の限度額が適用されます。
人生80年楽しく暮らすためには、老後のお金が必要です。低金利の今、節税のメリットを活かして賢く準備をしてみませんか。
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