2010年 9月 の記事
保険は奥が深いものです。皆さんが今加入している保険でも、思ってもみないことまで補償されることがあります。そんな意外と知られていない内容を、ここで紹介します。
（自動車保険編）
他人のクルマを運転していて事故を起こしてしまった時、頼りになるのが「他車運転危険補償特約」です。ご自分の自動車保険を使って処理ができます。特殊な車種以外はレンタカーも対象になりますので、覚えておきましょう。この特約は、一般的な自動車保険には自動付帯されています。
社団法人日本損害保険協会が「2011年度全国統一防火標語」を募集中です。応募〆切は2010年11月30日まで、入選賞金20万円（その他の賞もあり）です。ご興味のある方は↓から。
http://www.sonpo.or.jp/news/release/2010/1009_02.html
この特約ができてから相当期間が経過しているので、ご存知の方も多いと思いますが、「被保険者が余命６ヶ月以内であると判断された時に、死亡保険金の一部または全部をお支払いします。」という生命保険の特約です。
登場した当初は「余命６ヶ月…」をキーワードにずいぶん騒がれたものですが、今では当たり前のように、あるいは最初から付けられている場合もあります。
もっとも生前に保険金を使えるということで、かさむ治療費等の支払いにも対処できるこの特約、無料ということもあり付けておいて損はないと考えるのが一般的ではないでしょうか。 続きを読む
「いやーまいったなー。お客さんが食器を壊してしまった。この食器高いんだよなー。でもまさかお客さんに請求できないしな．．．」と頭を抱えてしまった経験はありませんか。
お店で加入している火災保険が火災以外にも幅広く補償してるとはいえ、お客さんが食器を壊した場合までは補償の対象になっていないのが一般的です。ところが、こんな時でも、お店の什器備品の損害を補償してくれる保険（特約）があります。保険会社によって名称が違いますが、このような偶然な事故による損害までカバーしてくれます。 続きを読む
最近TVでしきりに宣伝している入院保険は、当然病気やケガで入院しなければ保険金は貰えません。
ところで、皆さんは「所得補償保険」をご存じでしょうか。この保険は、「病気やケガで仕事ができなくなり、収入が減少した場合」に所定の保険金をもらうことができます。
例えば、美容師さんが利き腕をヤケドして仕事ができなくなり収入が減少した場合には、入院せずに自宅療養であっても保険金を貰えます。（注：保険金をもらうには、通常の仕事に支障があるという医師の診断が必要です。）
特に有給休暇のない自営業の方や専門的なお仕事をされている方々は、ご検討されてはいかがでしょうか。
TVコマーシャルでもよく耳にする「生涯保険料が変わらないから安心」というフレーズ。今回はこれについて、10年更新型と終身型の医療保険を例にとって検証してみます。
10年更新型とは、10年毎に同じ保険を更新していくもので、たとえ更新時に病気であったとしても無条件で更新が可能です。80才（保険会社によっては90才）になるまで更新していくことができますが、更新時の保険料はその時の年令と保険料率で再計算されるので、10年毎に保険料が高くなっていきます。一方終身型は、契約当初の保険料が生涯一定で、保障期間は文字通り終身（死ぬまで保障）です。
